■ ID | 540 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 微小粒子PM1.0中PAHsの通年観測結果−PM2.5との比較− Annual observation of polycyclic aromatic hydrocarbons(PAHs) in PM1 and PM2.5 |
■ 著者 | 梅沢夏実
Natsumi Umezawa
埼玉県環境科学国際センター 米持真一 Sinichi Yonemochi 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第47回大気環境学会年会、平成18年9月21日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県騎西町で通年観測を実施しているPM2.5とPM1.0について、PAHsの分析を行った。
大気中のPAHs濃度は、PM2.5、PM1.0とも夏季には低く冬季に上昇する傾向があり、最高時と最低時の濃度比は共におよそ20倍近くあった。PM1.0/PM2.5のPAHs濃度比の変動幅は0.5〜1.0で、年平均値は各粒子の質量濃度比(0.80)程度であった。詳細にみると、PAHs比は8〜1月に高く(0.8〜1;特に10〜11月はo1)、PAHsの大半はPM1.0中に存在した。逆に5〜6月は低く(0.5〜0.8)、PM1.0〜PM2.5の粒径が大きい粒子中にも多く存在していた。
このようにPM1.0/PM2.5のPAHs濃度比には季節変動が見られたことから、燃焼起源の粒子と二次生成粒子の比率など、粒子状物質の性状や発生源を解明するための手掛かりとなる可能性があることが示唆された。 PM2.5,PM1.0,多環芳香族炭化水素,粒子状物質 |
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